【魔法のテクニック】透明感と虹色に輝く!プロが教える「シャボン玉」の描き方完全ガイド
2025年10月19日
はじめに:なぜ「シャボン玉の光」がイラストの幻想感を高めるのか?
イラストレーションにおいて、キャラクターの背景やファンタジーシーンに「シャボン玉」を描き加えるだけで、作品は一気に幻想的で夢のような雰囲気に包まれます。シャボン玉の魅力は、その透き通るような透明感と、表面に映り込む虹色の光沢です。 しかし、「どう塗ってもただの丸になってしまう」「虹色が不自然で汚く見える」と、シャボン玉の表現に苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか。 今回、私たちはオンラインイラスト教室「Sketch Palette」が公開した「簡単!シャボン玉の描き方」のタイムラプス動画を参考に、初心者でも簡単に、本物のような透明感と虹色の光を表現できるプロの3ステップを徹底解説します。 この記事を読んで、あなたのイラストに瞬間の美しさを閉じ込めたシャボン玉の輝きを加えましょう!ステップ1:土台作り!図形ツールとグラデーションで「球体」を構成する
シャボン玉を描く上で最も重要なのは、まず完全な球体を構成すること、そして光の屈折による色味を土台に入れることです。Point 1. 図形ツールで円を描き、中心を明るくする(動画 0:04-0:07)
- 図形ツールの活用:シャボン玉は完全な円形です。手描きで正確な円を描くのは難しいため、デジタルツールの図形ツール(円)を活用し、線画のない均一な円を描くことから始めます。この円が、シャボン玉の形状の説得力を支えます。
- ベース色の選択:シャボン玉は透明ですが、周囲の環境色を映し込むため、ベースには薄い水色や灰色など、周囲の環境を反映した色を塗っておきましょう。
Point 2. 虹色(偏光)のグラデーションを仕込む(動画 0:08-0:13)
シャボン玉の最大の特徴である「虹色」は、膜の厚さによって光が干渉し合う「薄膜干渉(偏光)」によって生まれます。この効果をグラデーションで仕込みます。- 中心とフチの対比:動画のヒントにあるように、「中心を明るくしつつ、縁のフチに入れる」というコントラストが重要です。シャボン玉の中心は最も薄く、外周のフチは最も厚くなるため、光の透過度が変化します。
- 虹色の選び方:薄い水色、黄色、ピンクなどの彩度が高く淡い色を選び、円のフチに沿ってエアブラシなどでぼかしながら入れます。このグラデーションは、光の屈折による虹色の光沢を表現する土台となります。
ステップ2:透明感の鍵!「ハイライト」と「内部の透明化」テクニック
シャボン玉が本物らしく見えるのは、表面の強い反射(ハイライト)と、内部の空気の透明化が両立しているからです。Point 3. 円のカーブに合わせた「ハイライト」を入れる(動画 0:14-0:17)
- ハイライトの形状:シャボン玉のハイライトは、一般的な球体のハイライト(光沢の点)だけでなく、表面に映り込んだ光源(窓や太陽など)を表現します。
- 配置の場所:円のカーブに沿って、大きくS字を描くような流線形のハイライトを白で入れます。このハイライトが、シャボン玉の「ツルツルした硬質な膜」の存在を強く主張します。
Point 4. エアブラシ消しゴムで「中心の透明化」を行う(動画 0:18-0:22)
- 透明化のテクニック:このステップが、シャボン玉を「色付きの球体」から「中が透けている膜」へと変える魔法です。動画では、「円の中心をエアブラシ消しゴムで少し消す」という手法が示されています。
- 効果:円の中心をエアブラシ(透明度のあるブラシ)で消すことで、中心部が薄く、向こう側の景色が透けているような視覚効果が生まれます。これにより、シャボン玉全体に圧倒的な透明感と軽さが加わります。
ステップ3:応用と仕上げ!複数配置でムードを演出する
シャボン玉は一つ描けても、複数描くことでイラストのムードは格段に上がります。応用テクニックで、完成度を高めましょう。Point 5. 複数配置と環境光の反射を意識する(動画 0:23-0:25)
- 複数配置の重要性:シャボン玉を大小様々なサイズで複数配置することで、画面に奥行きと楽しさが生まれます。この際、手前のシャボン玉ほど強くハイライトを入れ、奥のシャボン玉はぼかすことで遠近感を表現しましょう。
- 反射光の表現:シャボン玉には、周囲の環境の色(空の色、キャラクターの色)が反射して映り込みます。ベースカラーや虹色グラデーションに、背景のキーカラーをわずかに加えることで、シャボン玉がその場に実在している感覚が増します。
Point 6. 「ぼかし」と「加算発光」で完成度を高める
- 輪郭のぼかし:シャボン玉の輪郭は、完全にシャープな線ではなく、周囲の光を乱反射しています。ハイライトの周囲や、シャボン玉のフチ全体にごくわずかな「ぼかし」をかけることで、膜の質感がより柔らかく、リアルになります。
- 発光レイヤーの活用:シャボン玉のハイライトの上に、「加算(Add)」や「発光(Glow)」レイヤーを使って、さらに強い、白に近いハイライトを重ねることで、強い日差しや強い照明の下での輝きを表現できます。
まとめ:あなたのイラストに「一瞬の奇跡」を閉じ込める
今回解説した「シャボン玉の描き方」のテクニックは、透明感や光沢を表現する上でのデジタル塗りの基本が詰まっています。- 図形ツールとグラデーションで、完全な球体を構成する。
- 虹色のグラデーションをフチに仕込み、偏光効果を出す。
- 流線形のハイライトで、膜の硬質なツルツル感を表現する。
- エアブラシ消しゴムで中心を透明化し、透け感を出す。

