【簡単で魅力的】イラストの「まつ毛」描き方講座:4ステップで瞳に生命感を宿すプロの技
はじめに:なぜ「まつ毛」一本がキャラクターの印象を左右するのか?
イラストレーションにおいて、「瞳」はキャラクターの魂を宿す最も重要なパーツです。しかし、その瞳の魅力を最大限に引き立て、表情に深みと「色気」を与えているのが、実は「まつ毛」の存在です。
「まつ毛を描くと不自然になる」「瞳が重く見えてしまう」と悩んでいませんか? それは、まつ毛を単なる「線」として捉えているからかもしれません。
今回、私たちはオンラインイラスト教室「Sketch Palette」が公開した「簡単で魅力的 まつ毛の描き方」のタイムラプス動画を参考に、まつ毛を「立体的な毛束」として捉え、瞳の魅力を劇的にアップさせる4つのステップを徹底解説します。
この記事を読んで、あなたのキャラクターの目元に、生命感あふれる自然な魅力を加えましょう!

ステップ1:メインまつ毛—「三角形」で立体的な毛束を作る
まつ毛を描く際、多くの初心者が「カニの足」のように、同じ太さの線を何本も並べてしまいがちです。これが、まつ毛が硬く、不自然に見える最大の原因です。
Point 1. メインまつ毛は「3、4本でOK」(動画 0:08-0:19)
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本数で考えない:魅力的なまつ毛は、本数の多さではなく、「毛束のメリハリ」で決まります。メインとなる太いまつ毛は、3〜4本の大きな毛束として捉えましょう。
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形状は「三角形」:「メインまつ毛はカニフデ型ではなく三角型」というヒントが、このテクニックの核心です。まつ毛の根元(まぶた側)は太く、毛先に向かうにつれて細くなる「三角形(または鋭い円錐)」を意識して描きます。
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効果:この三角形の毛束が、まつ毛が持つ「ボリューム感」と「立体感」を生み出します。
Point 2. 「放射状」の流れを意識する
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毛の流れ:「黒目(目の中心)からカニフデ放射状を意識」とあるように、まつ毛は目の球体に沿って「放射状」に生えています。
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角度の調整:目頭、中央、目尻で、まつ毛の生える角度が変わります。目尻にいくほど線は寝ていき、中央はまっすぐ上に伸びます。この放射状の流れを意識することで、目が「球体」であるという説得力が生まれます。
ステップ2:サブまつ毛—「繊細さ」と「情報量」を加える
メインの太い毛束だけでは、まつ毛はまだ硬い印象です。次に、その隙間を埋める「サブまつ毛」で、繊細さと情報量を加えていきます。
Point 3. サブのまつ毛を生やす(動画 0:20-0:24)
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役割:サブまつ毛は、メインの毛束の間や、下まぶたに生える、細く短いまつ毛です。
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描き方:「メインまつ毛より短く細く」描くことが重要です。メインと同じ太さで描くと、全体が重くなってしまいます。
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効果:この細いサブまつ毛が、まつ毛全体の「密度」と「柔らかさ」を表現します。特に下まぶたに数本加えるだけで、目の存在感が格段にアップし、キャラクターの可愛らしさや儚さを演出できます。
ステップ3:光の表現—「肌色」で透明感を出す
まつ毛は黒い線ですが、光が当たることで「透明感」や「柔らかさ」が生まれます。
Point 4. まつ毛に当たる光を描く(動画 0:25-0:33)
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表現の意図:まつ毛自体に光沢を描き込むのではなく、まつ毛の「上」に重なるまぶたの皮膚に光が当たっている様子を描写します。
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描き方:
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「光はまぶたの中心から放射状に!」:目の球体を意識し、まぶたの最も高い位置(瞳孔の真上あたり)から放射状に光のラインを入れます。
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「肌の色でアイラインの上に描く」:アイライン(まつ毛の黒い線)の上に、明るい肌色(または白に近い色)でこの光のラインを描き込みます。
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効果:この光のラインが、まぶたの「丸み」と「立体感」を強調します。さらに、黒いアイラインと交差することで、まつ毛の根元が肌に埋まっているような「透明感」が生まれ、まつ毛が肌から浮いて見えるのを防ぎます。
ステップ4:空気感の演出—「青のエアブラシ」で馴染ませる
最後の仕上げは、まつ毛全体を周囲の肌や瞳と馴染ませ、イラスト全体の「空気感」を統一するテクニックです。
Point 5. 青のエアブラシで空気感を作る(動画 0:34-0:43)
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目的:ステップ1と2で描いたまつ毛は、線がくっきりしているため、まだ少し重く感じる場合があります。この重さを軽減し、まつ毛に「軽さ」と「柔らかさ」を与えるのが目的です。
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描き方:「青のエアブラシを上まぶたに入れる」とあります。まつ毛レイヤーの上、あるいはスクリーンモードなどで、まつ毛の先端やまぶた全体に、ごく薄い青(または紫)をエアブラシでふんわりと乗せます。
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効果:この寒色系のエアブラシが、まつ毛の黒さを和らげ、肌の暖色(血色)とのコントラストを生み出します。これにより、まつ毛が周囲の「空気」と馴染み、目元全体に透明感と軽さが生まれます。
まとめ:あなたのまつ毛を「魅せる毛束」に変える4ステップ
今回解説した「まつ毛の描き方」の4つのステップは、瞳の魅力を最大限に引き出すための、非常に効果的なテクニックです。
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メインまつ毛は「三角形」の毛束で描き、立体感を出す。
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サブまつ毛を「短く細く」描き、繊細さと密度を加える。
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まぶたに「肌色の光」を放射状に入れ、透明感と立体感を出す。
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「青系のエアブラシ」で全体を馴染ませ、空気感と軽さを出す。
これらの法則を習得すれば、あなたの描くまつ毛は、単なる「カニの足」のような線から、キャラクターの感情や色気を雄弁に語る「魅力的な毛束」へと進化するでしょう。
さあ、あなたもオンラインイラスト教室「Sketch Palette」のような場所で、顔の細部の表現を極め、キャラクターイラストの完成度を格段に向上させてみませんか?

