【ちゅるんと透明感!】プロが教える「膝の塗り方」完全ガイド:血色・光沢・立体感を両立させる6ステップイラストお役立ち講座【ちゅるんと透明感!】プロが教える「膝の塗り方」完全ガイド:血色・光沢・立体感を両立させる6ステップ
【ちゅるんと透明感!】プロが教える「膝の塗り方」完全ガイド:血色・光沢・立体感を両立させる6ステップ
2025年10月20日
はじめに:なぜ「膝」の塗りがキャラクターの肌表現を格上げするのか?
イラストにおいて、キャラクターの肌の表現はキャラクターの魅力を伝える上で最も重要な要素の一つです。特に「膝」は、関節があるために骨の凹凸が強く、また血管が透けやすいため、肌の「血色感」「透明感」「柔らかさ」といった質感を表現する上での試金石となります。 しかし、「膝を塗ると汚く見える」「骨張った印象になってしまう」と、膝の表現に苦手意識を持つイラストレーターは少なくありません。 今回、私たちはオンラインイラスト教室「Sketch Palette」が公開した「ちゅるんと透明感!膝の塗り方」のタイムラプス動画を参考に、プロのイラストレーターが実践する、膝の骨格と光の反射を活かした6つのステップを徹底解説します。 この記事を読んで、あなたの描く肌に健康的でちゅるんとした透明感を与えましょう!ステップ1:土台作り!血色感と立体構造の把握
膝の塗りにおいて、最も重要なのは「膝の皿」という出っ張り(凸)と、その周りのくぼみ(凹)を意識することです。塗りの最初の段階で、この立体構造と血色感を同時に仕込みます。Point 1. 「血色」と「ベース」で土台を作る(動画 0:09-0:17)
- 血色(ピンク)の仕込み:まず、ピンクのエアブラシを使って、膝全体にふんわりと色を乗せます。膝は体の末端であり、骨が近いため、他の肌よりも赤み(血色)が強くなります。このピンクが、膝の健康的な透明感の土台となります。
- ベースカラーの調整:次に、血色の層よりも一回り小さく、肌のベースカラー(肌色)をエアブラシで乗せます。これにより、肌のトーンの中心が定まり、ピンクがベースカラーの下から透けて見える状態、つまり自然な血色感が生まれます。
ステップ2:立体感を爆発させる「光」と「陰」の配置
膝の凹凸を際立たせるには、「光」と「影」をどこに配置するかが鍵となります。このステップで、膝を単なる円筒形から立体的な関節へと変化させます。Point 2. 「光」でくぼみを目立たせる(動画 0:18-0:26)
- 光の表現:膝の皿の周囲の「くぼんだ部分」に、ベースよりも明るい色を入れます。これは、くぼんだ部分に光が反射して明るく見えている、という錯覚を利用しています。膝の皿を囲むように馴染ませることで、膝の皿が前に出ているという立体感が生まれます。
Point 3. 「陰」で骨格を際立たせる(動画 0:29-0:32)
- 陰の表現:膝の皿の下側、特に骨の影が濃く落ちる部分に、影を入れます。この影は、はっきり塗りつぶすことで、膝の皿の存在感を高め、立体感をアップさせます。
- ぼかしの応用:影を入れた後、ぼかしペンで境界線を優しく馴染ませることで、**陶器のような滑らかな肌(陶器肌)**の質感を生み出します。
ステップ3:透明感と光沢を極める「反射光」と「ハイライト」
この最終ステップが、膝を「リアルな関節」から「ちゅるんとした魅力的なパーツ」へと進化させるための、プロ級の仕上げです。Point 4. 「反射光」で透明感を出す(動画 0:34-0:37)
- 反射光(グレー)の活用:膝の陰(影)の内側に、グレー(青を使わなくても青っぽく見える)の色を塗ります。このグレーは、周囲の環境光や光の透過が複雑に絡み合った「反射光」を表現します。
- 青っぽく見える理由:肌の影に彩度の低いグレーや紫を混ぜることで、人間の目が持つ「色相の対比」を利用し、実際には青でなくても青み(青白さ)を感じさせ、肌の透明感や血管の透けを表現できます。
Point 5. 「ハイライト」で光沢を集中させる(動画 0:38-0:41)
- ハイライトの配置:最後に、膝の皿の最も高い位置に、強い白のハイライトをポンと置きます。
- 注意点:動画のヒントにあるように、「入れすぎるとテカテカになってしまう」ため、最小限の点で光沢を表現します。ハイライトを輪郭に沿って白でテカテカと入れることで、膝の持つちゅるんとした質感が完成します。
まとめ:あなたのイラストに「ちゅるんとした膝」を描き加える
今回解説した「膝の塗り方」の6つのステップは、関節や骨格を持つ体のパーツの立体感、血色感、そして透明感を表現するためのデジタル塗りにおける重要な法則です。- 血色(ピンク)を仕込み、肌の土台に温かさを加える。
- 光で膝の皿の周囲のくぼみを明るくし、立体感を強調。
- 陰をはっきり塗り、ぼかしペンで陶器肌の質感を出す。
- 反射光(グレー)で透明感を加え、肌の奥行きを出す。
- ハイライトを最小限に抑え、ちゅるんとした光沢を出す。

