人物のイラストを描く際、女性の横顔はキャラクターの繊細さや美しさを表現する上で重要な要素です。しかし、「比率が難しくてバランスが取れない」「なんだか幼くなってしまう」といった悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、初心者でも簡単にプロのような女性の横顔を描けるようになる、3つのポイントを徹底解説します。デジタルツール「スケッチパレット」の動画を参考に、比率とラインを意識した描き方をご紹介します。
なぜ「女性の横顔」は難しいのか?
男性と女性では、顔の骨格やパーツの配置に違いがあります。特に横顔を描く際には、その違いを理解することが重要です。
この「丸み」と「曲線」を意識しないと、女性らしい繊細な横顔が描けなくなってしまいます。
描き方の3つのポイント
動画では、女性の横顔を美しく描くための重要なポイントが3つ紹介されていました。
アタリは「正円」と「十字」で取る
顔のパーツは「円の下半分」にまとめる
「Eライン」を意識する
これらのポイントを押さえるだけで、作品のクオリティが格段にアップします。
ステップ1:アタリをとる
まずは、女性の横顔を描くためのベースとなる「アタリ」から始めます。
正円(真ん丸)を描きます。
円の中心を通るように、十字の補助線を引きます。
十字の左側に、横顔の輪郭を描いていきます。
このとき、特に意識したいのは「顔のパーツを円の下半分に配置する」ということです。これにより、幼く見えすぎず、バランスの取れた顔を描くことができます。
ステップ2:パーツを描き込む
アタリが取れたら、次に目、鼻、口、耳などのパーツを描き込んでいきます。
ステップ3:「Eライン」を意識する
女性の横顔を美しく見せる上で、最も重要なのが「Eライン」です。
Eラインとは、横から見たときに鼻先と顎先を結んだ線のことで、この線上に唇が収まっていると、バランスの取れた美しい横顔に見えます。
動画でも、鼻先と顎先を結んだ補助線(Eライン)が示されていました。このラインを意識しながら、口や顎のラインを調整することで、より洗練された横顔になります。
応用テクニック
動画では、さらに応用として「鼻と顎を小さく、目を大きく描く」ことで、キャラクターを若く見せる方法が紹介されていました。このテクニックは、デフォルメされたアニメ調のキャラクターを描く際にも非常に役立ちます。
また、「首を細く描く」ことで、華奢で儚げな雰囲気を演出することもできます。
まとめ:比率とラインで描く「美しい横顔」
いかがでしたか?
「女性の横顔」は、アタリ、パーツの配置、Eラインの3つのポイントを押さえるだけで、誰でも美しく描くことができます。
アタリ:正円の下半分にパーツをまとめる
比率:Eラインを意識する
調整:鼻や顎、首の太さで印象を変える
これらのポイントを意識して練習すれば、あなたの描くキャラクターは、さらに魅力的で繊細な表情を持つようになります。
ぜひ、このテクニックを使って、様々な表情の女性の横顔を描いてみてください!
👩 あなたが描きたい女性の横顔は、どんな表情をしていますか?