【入門編】イラストのレベルが格段にアップ!上手に魅せる「毛束の描き方」講座イラストお役立ち講座【入門編】イラストのレベルが格段にアップ!上手に魅せる「毛束の描き方」講座【入門編】イラストのレベルが格段にアップ!上手に魅せる「毛束の描き方」講座2025年9月26日 イラストお役立ち講座 キャラクターイラストのクオリティを左右する重要な要素の一つが「髪の毛」です。特に、髪の毛の束、すなわち「毛束」の描き方一つで、イラスト全体の印象は大きく変わります。ただの線で描かれた髪の毛は単調に見えがちですが、動きと立体感のある毛束を描くことで、あなたのイラストは一気にプロ級の仕上がりになります。今回は、動画クリエイター「スケッチパレット」さんのチュートリアルを参考に、初心者でも簡単にできる「上手にみえる毛束の描き方」の秘訣を解説します。失敗しやすい毛束の描き方とは?動画の右側(X印)にあるように、毛束を太く、単一の線で描いてしまうと、のっぺりとして動きのない、不自然な髪の毛に見えてしまいます。上手に描くための秘訣は、「太い線の中に、細い線で動きと複雑さを加えること」です。ステップ1:太い毛束から「細い毛」をいくつも生やすまず、髪の毛のメインとなる太い毛束の輪郭を描きます。この太い毛束が、髪の毛の大きな流れを決定づけます。次に、この太い毛束から、いくつかの細い毛を生やしていきましょう。毛の生え際(頭側)や、毛先から、シュッと飛び出すような細い線を描き加えます。この細い毛が、一本一本の髪の毛の繊細さや、束が分かれている様子を表現してくれます。ステップ2:線に「カーブ」をつけて躍動感を出す毛束を描く際は、直線を避けて、カーブ(曲線)をつけることが非常に重要です。髪の毛は、重力や風、そして頭の形に沿って自然なカーブを描きます。線の始まりと終わりで太さを変えたり、毛先を尖らせたりすることで、毛束に流れと勢いが生まれます。カーブを意識することで、風になびいているような躍動感や、柔らかくしなやかな髪の質感が表現できます。ステップ3:体から遠い毛束ほど「細い毛」を増やすこのテクニックは、イラストに奥行きと立体感を加える上で非常に効果的です。キャラクターの体に近い内側の毛束は、比較的シンプルに描きます。キャラクターの体から遠い外側の毛束、特に光がよく当たる毛先や輪郭に、細い毛の線(ハネ毛)を多く描き足します。細い毛を増やすことで、毛束が複雑に分かれ、乱れたり、揺れたりしている様子(躍動感)が生まれます。これにより、遠近感が強調され、髪の毛全体が立体的に見えます。 【応用】着色のヒント:色でさらに質感を高める 線画だけでなく、着色においてもこの毛束の構造を意識しましょう。ハイライト:細い毛束の表面に、細くシャープなハイライトを入れると、ツヤとサラサラ感が増します。影:太い毛束の根元や、毛束と毛束の間に影を入れることで、立体感が強調されます。まとめ:上手に描く鍵は「複雑さ」と「カーブ」 上手に、そしてリアルに見える毛束を描くための鍵は、「太い毛束と細い毛の組み合わせ」、そして「自然なカーブ」にあります。太い毛束:髪の毛の大きな流れを表現する。細い毛:繊細さ、動き、立体感を加える。カーブ:躍動感と柔らかさを出す。この基本的な構造を理解して描くことで、あなたの描くキャラクターの髪の毛は、一気にクオリティが向上します。ぜひ、このチュートリアルを参考に、あなたのイラストに生き生きとした髪の毛を描いてみてくださいね。 オンラインイラスト教室 無料体験実施中! 記事一覧に戻る→