【入門編】キャラクターに命を吹き込む!「あいうえお」で学ぶ口の描き分け方講座イラストお役立ち講座【入門編】キャラクターに命を吹き込む!「あいうえお」で学ぶ口の描き分け方講座【入門編】キャラクターに命を吹き込む!「あいうえお」で学ぶ口の描き分け方講座2025年9月25日 イラストお役立ち講座 キャラクターの表情を描く上で、目と同じくらい大切なのが「口」です。口は、感情を表現するだけでなく、キャラクターの年齢や性格、その瞬間のセリフまでを伝える重要なパーツです。 しかし、「口を開けたときの形がわからない」「いつも同じ口になってしまう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 今回は、動画クリエイター「スケッチパレット」さんのチュートリアルを参考に、日本語の「あいうえお」の形を応用した口の描き分け方を解説します。この方法をマスターすれば、あなたのキャラクターはさらに豊かな表情を持つようになりますよ。 なぜ「あいうえお」が口の描き方の基本になるのか? 日本語の母音である「あ、い、う、え、お」は、発音する際に口の形が大きく変化します。この基本の形を理解することで、キャラクターのセリフや感情に合わせた、説得力のある口元を描き分けることができるようになります。 【あ】の口:元気な表情と可愛らしさを出す 「あ」の口は、大きく開けている状態を表現します。驚きや喜び、叫びなどの感情に使えます。 形: 下の唇がほとんど見えない、逆三角形を意識して口を描きます。 ポイント: 口を大きく開け、上の歯を描き込みます。 舌を高い位置に描くと、幼く可愛らしい印象になります。元気いっぱいの表情にぴったりです。 【い】の口:笑顔とクールな表情を出す 「い」の口は、口角を横に引き、歯を見せる形で、笑顔やクールな表情に使われます。 形: 口を横に引き伸ばし、唇の輪郭を細く、直線的に描きます。 ポイント: 犬歯のような少し尖った歯を描き込むと、クールさやワイルドな印象が増します。 下唇の輪郭を山形に少し描くことで、口元に力を入れて笑っているようなリアルさが出ます。 【う】の口:集中と可愛らしさを出す 「う」の口は、口をすぼめた形で、集中している時や、可愛らしい表情、あるいは驚きの「えっ?」といった声を表す際に使われます。 形: 小さな丸(円)を意識して、唇の輪郭を描きます。 ポイント: 歯は描かず、下唇を厚く描きましょう。下唇に力を入れてすぼめている様子を表現できます。 唇の縦線を強調すると、口元が引き締まって見えます。 【え】の口:台形を意識した開いた口 「え」の口は、「あ」の口よりも少し横長で、口が開ききっていない状態を表します。 形: 下を向いた台形をイメージして描きます。 ポイント: 上下の唇を描き、口の内部を適度に描きます。 口の内部に上の歯を描き込むことで、よりリアルな口元になります。 【お】の口:縦長の開いた口 「お」の口は、「う」の口よりも縦長に開いた形です。驚きや大きな声を出すときに使われます。 形: 「う」の丸よりも縦長の楕円形を意識して描きます。 ポイント: 上の歯だけを描き、舌の位置を下げて描くと、口の中の奥行きが表現され、リアルさが増します。 「あ」の口と区別するため、唇の輪郭をより縦に長く意識しましょう。 まとめ:「あいうえお」で表情を豊かに! 今回のチュートリアルで学んだように、**「あいうえお」**の基本の形を理解するだけで、キャラクターの表情は格段に豊かになります。 元気な「あ」:逆三角で舌を高く。 笑顔の「い」:細く横長で犬歯を意識。 すぼめる「う」:小さな丸で下唇を厚く。 縦長な「お」:縦長の楕円形で舌を低く。 これらのコツを掴めば、あなたのキャラクターに命が吹き込まれ、セリフや感情が明確に伝わるようになります。ぜひ、この描き分け方を参考に、様々な表情に挑戦してみてくださいね。 オンラインイラスト教室 無料体験実施中! 記事一覧に戻る→