雨のシーンを描きたいけど、どうやって描けばいいか分からない…そんな風に悩んでいませんか?
デジタルイラストで雨を描くのは難しそうに思えますが、実はアイビスペイントの便利なツールを使えば、誰でも簡単に、そしてリアルな雨を描くことができます。今回は、動画クリエイター「スケッチパレット」さんが公開しているチュートリアルを参考に、初心者でもすぐに実践できるシンプルな雨の描き方をご紹介します。
この方法をマスターすれば、あなたのイラストがさらに魅力的に、そして奥行きのあるものに変わりますよ。
ステップ1:雨の日の雰囲気を作る背景設定
雨の絵を描く上で最も重要なのが「雰囲気作り」です。まず、イラストの背景全体をくすんだ青色で塗りつぶしましょう。
薄暗い空や、雨に濡れて灰色がかった景色を表現することで、これから描く雨の線がより際立ち、イラスト全体に統一感が生まれます。
ステップ2:定規ツールで雨粒の方向を決める
次に、アイビスペイントの定規ツールを使います。このツールを使えば、まっすぐな線を簡単に引くことができるので、雨の粒を効率的に描くことができます。
画面右上にある定規ツールを選択し、雨を降らせたい好きな角度に設定しましょう。斜めに設定することで、風で流れるような雨を表現できます。この一手間で、プロのような綺麗な雨を描くことができますよ。
ステップ3:ペンを使い分けて雨を描き込む
定規ツールを設定したら、いよいよ雨の線を引いていきます。
ただ同じ太さの線を引くのではなく、ペンの太さを変えながら引いてみましょう。太い線は近くの雨、細い線は遠くの雨を表現するのに役立ちます。
このとき、一本一本の線に強弱をつけることで、より生き生きとした雨を描くことができます。
ステップ4:余分な線を消してリアルさを出す
雨の線全体が描けたら、定規ツールを外しましょう。このままだと、すべての線が同じ角度で不自然に見えてしまいます。
そこで、消しゴムツールを使って、雨の線を所々カットします。ランダムに線を消していくことで、途切れたり、重なったりする実際の雨のようなランダムな動きを表現することができます。
この作業が、イラストをよりリアルに見せるための重要なポイントです。
ステップ5:ぼかしツールで遠近感を表現
最後の仕上げとして、ぼかしツールを使います。
細いブラシに設定したぼかしツールで、画面の奥にあるように見せたい線を軽くぼかしていきましょう。線がぼやけることで、奥行きが生まれ、立体感がグッと増します。
このステップを踏むことで、手前に降る雨と、遠くに降る雨の遠近感が生まれ、イラスト全体に深みが出ます。
まとめ:アイビスペイントで雨を描くのは難しくない!
いかがでしたか?
今回ご紹介した5つのステップを実践すれば、初心者でも簡単に、そしてプロのような雨の表現ができるようになります。背景の色、定規ツール、ぼかしツールなど、アイビスペイントの機能を最大限に活用することが成功の鍵です。
ぜひ、あなたのイラストに今回の方法で雨を加えて、新たな魅力を引き出してみてくださいね。
このチュートリアル動画を参考に、自分だけの雨のイラストに挑戦してみてはいかがでしょうか?