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【喜怒哀楽】感情を表現する「目の描き方」講座

イラストを描く上で、キャラクターに命を吹き込むには感情表現が欠かせません。そして、その感情を最も雄弁に語るのが「目」です。

ただ形を整えて描くだけでは、キャラクターは無表情なまま。喜び、怒り、悲しみ、驚きといった感情をどう描けばいいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回は、動画クリエイター「スケッチパレット」さんが公開しているチュートリアルを参考に、感情別の目の描き方のコツを解説します。この方法をマスターすれば、あなたの描くキャラクターは、見る人の心に訴えかけるような豊かな表情を持つようになります。

喜:喜びを表現する目の描き方

喜びや嬉しさを表現する目は、全体的に柔らかく、曲線的に描くのがポイントです。

  • 目尻と眉尻を下げて、優しい印象にしましょう。

  • 瞳は大きく、ハイライトを複数入れてキラキラさせると、より可愛らしさが増します。

  • 頬に斜めの線を入れることで、紅潮した頬を表現し、感情の高まりを伝えることができます。

この描き方によって、キャラクターの幸せな気持ちが伝わり、見ている側も温かい気持ちになります。

怒:怒りを表現する目の描き方

怒りや苛立ちを表現する目は、直線的で鋭く描くのがコツです。

  • 全体を横長に描き、目尻を鋭く跳ね上げましょう。

  • 目と眉の間をぐっと狭くすることで、威圧感のある表情になります。眉間にシワを寄せる線を入れると、さらに怒りが強く伝わります。

  • 瞳は小さく、ハイライトは入れません。光を失った瞳にすることで、冷静な怒りや、強い意志を表現できます。

この描き方をマスターすれば、キャラクターの迫力ある表情を描き分けることができます。

哀:悲しみを表現する目の描き方

悲しみや寂しさを表現する目は、全体的に下向きの曲線を意識して描きます。

  • 「喜び」の時と同じように、目尻と眉尻を下げます。これにより、力が抜けた、悲しい表情になります。

  • 眉間にはシワを寄せて、感情の深さを表現しましょう。

  • そして、何よりも重要なのがです。目尻から流れ落ちる涙を描き加えることで、悲しみの感情がはっきりと伝わります。

驚:驚きを表現する目の描き方

驚きや焦りを表現する目は、全体的に丸く、大きく描くのがポイントです。

  • 目全体を丸い形で描きます。

  • 瞳を非常に小さく描くことで、いわゆる**「四白眼(しはくがん)」**の状態にし、驚きで目を見開いている様子を表現します。

  • 額には汗を描き、驚きの感情が全身に及んでいる様子を表現しましょう。

四白眼とは、白目の部分が瞳の上下左右すべてに見える状態のことです。この描き方は、キャラクターの感情を非常に強く伝える効果があります。

まとめ:感情表現のコツは「目」と「眉」の形にあり

今回は、**「喜怒哀楽」**の感情を表現する目の描き方をご紹介しました。

  • 喜びや悲しみは、下向きの曲線瞳の大きさを意識する。

  • 怒りや驚きは、目尻の角度瞳の大きさを大胆に変える。

これらのポイントを押さえるだけで、あなたのキャラクターは一気に生き生きとした表情を持つようになります。

感情表現は練習すれば必ず上達します。ぜひ、このチュートリアルを参考に、様々な表情のイラストに挑戦してみてください。

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